The Virus


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「やれやれ、やっと終わったで、再インストール。それにしても、あのウイルスのおかげでエライ目におおたわい。もう変なもん添付されとっても絶対開かんぞ!」
と、コンピューターウイルスにパソコンシステムを破壊された和瀬兄は誓うのだった。そして、久々に同窓会の掲示板へ繋いでみたのだった。
「ちょっと見に来んかったら、すっごいカウンターが上がっちょる!」
嬉しいような、おいてけぼりにされて寂しいような気持ちで書き込みを始めたのであった。
「パソコン治りました。関口兄、西川兄、そのせつはお世話になりまして・・・・」

次の日、関口兄からのメールが届いた。
「至急」の回覧とのことで、旗が立っている。

「なになに?新型のコンピューターウイルスが出回っている?感染するとキーボードからの入力に支障をきたすようになり、最終的にはシステム破壊?おーおー、ホンマ悪いやつがおるのお、世の中。まあ、ワシはもうへんな添付ファイルは開かんけん大丈夫さっ・・・てゆうとったら、このメールにもへんな添付ファイルが付いちょるじゃないか!ええい!あぶねえ!あぶねえ!こんなん・・・削除!・・・っと。ついでに削除済みのメールもすべて空!・・・っと。よっしゃ!これでええど。ほいじゃ、今日も掲示板に寄ってみよう」

「ありゃ?何?チャット型掲示板?関口兄がまた変わったことはじめたか?」
見ると、掲示板の文字が増えて、いや、文章に変換されていっている。

管理人>いらっしゃいませ。和瀬兄。ちょっと変わった掲示板にしてみました。下の空欄に発言を書き込んでいくと、書き込みができるようにしてます。やってみて下さい。

「へえ、面白そうだな。よし、こんにちは・・・っと。」

管理人>その調子です。だいぶキー入力が早くなってますね。

「へへーっ タイピング練習ソフト買ったもんな。」

管理人>もしかして あしたのジョー特打?それとも ガンダムのザク打?

「ピンポン!ザク打です!」

管理人>不良みたいな打ち方するんじゃないの・・・といわれませんでしたか?

「さんざん言われました。でも意味がわからん」

管理人>どうも オタクでないと判らないセリフのようですね。
臼井兄もそう言ってました。ところで先日のメールで送ったワクチンだけど、劇的効果があるらしいので、すぐに注入してやって下さいね。

「ワクチン?」

管理人>新型ウイルス「呪いのキーボード」と呼ばれてるやつの対策ワクチンを添付ファイルで・・・・

「・・・消してもうた・・・」

管理人>しかたない、もう一度送ったげます。蛇!

というわけで、管理人からのメールをもう一度待つことにした和瀬兄であった。

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「なんてこったぁ!発症してしもうたぞ!」

「どうしよう・・・そうだ!掲示板で助けを・・・」

彼はすぐさまダイヤルアップショートカットをダブルクリックした。

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わせ>こんにちは だれかいませんか?

123>ひさしぶり!ひふみでっせ!もうかりまっか?

わせ>ぼちぼちでんな・・・じゃ・・な・い!・・・関・・口・・・兄・・は・・・・・・?

123>なんか回線が混どんでっしゃろか?おかしゅうおまっせ、これ

わせ>ま・・・た・・ウ・・・イル・・スに・・・侵・・さ・・れた・・・ら・・し・・・・い・・!

123>送受信レートはいつもと同じやんけ!ほな、あんさんか?原因は!

「ノロいのお、キーボード」


おあとがよろしいようで・・・・

大阪弁の監修は会社の大阪人にお願いしました。一般的ではないそうですが、吉本的使い方だと、これでいいそうです。和瀬兄・・ごめん!



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